米国の次期大統領を正式に選出する手続きである選挙人投票が、州ごとに実施され、民主党のバイデン前副大統領(写真)が当選に必要な過半数を確保した。デラウェア州ウィルミントンで11月撮影(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)
二つの内、一方は間違いなく幻覚かトリック(錯覚)
なぜか右腕が二本で別々の方向(相手方と自分自身?)を指しているロイター通信が世界に配信したニューズウィーク紙「民主主義の勝利」記事の満面の笑みの民主党のジョー・バイデン米大統領候補の不気味な写真???米民主党やリベラルメディアが一致して主張している「バイデン勝利」には真実と幻覚の相反する二つの意味がある(トランプの逆転勝利もある)と言いたいのだろうか
米選挙人投票でバイデンが過半数獲得「民主主義の勝利」
米国の次期大統領を正式に選出する手続きである選挙人投票が14日、州ごとに実施され、民主党のバイデン前副大統領が当選に必要な過半数を確保した。バイデン氏は同日夜に演説し、トランプ大統領の時代から「ページをめくる」よう国民に訴えた。(以下省略)
選挙人投票は通常なら形式的な手続きだが、今回はトランプ氏が11月3日の大統領選での大規模な不正を根拠なく主張したことで異例の注目を集めた。(以下省略)
トランプ氏は、選挙結果に異議を唱える法廷闘争も不調となる中、この日の選挙人投票の結果を来年1月6日の特別会議で承認しないよう議会を説得する・・・
連邦法では、連邦議会の議員は1月6日の会議で特定の州の選挙人数に異議を唱えることができる。その場合、上院、下院がそれぞれ審議を行い、採決で過半数の支持を得る必要がある。
民主党が過半数を握る下院はそうした異論を退けることが確実視される。共和党の有力上院議員(★注、唯一マコンネル院内総務だけがバイデン勝利で祝意を示した)も14日、結果を覆す案に否定的な考えを示した。
トランプ氏は11月下旬、選挙人の投票でバイデン氏の勝利が確定すればホワイトハウスを去ると述べたが、その後も敗北を認める姿勢はほとんど見せていない。
14日もツイッターに「大規模な不正投票を発見した激戦州は、厳重に処罰すべき罪を犯さずに票を完全かつ正確なものとして合法的に認定することはできない」などと書き込み、根拠を示さずに不正の主張を繰り返した。(★注、この「根拠を示さず」どころか、民主党バイデンの不正選挙の根拠は山ほどあるが丸々ITやメディアの検閲で隠蔽する悪辣さ)
12月15日[ロイター]
11月3日投開票のアメリカ大統領選が未だに確定していない
ロイターやニューズウィークなどリベラルメディアの「建前」(悪党のトランプが負けて正義のバイデンが勝った)を全部抜いて客観的事実関係だけ(本音)にすると意外な事実が見えてくる。
リベラルメディアの全面支援するアメリカ民主党バイデン候補の勝利には越えなければならないハードルがまだまだあり、来年1月20日就任のアメリカ大統領選の勝敗は未だに未定だったのである。
11月3日投票の大統領選挙人の投票結果を上下両院が承認する必要があるが、民主党多数の下院はともかく、共和党多数の上院ではマコンネル以外の他の共和党上院議員の全員がバイデン勝利を認めていない。
上院の承認が得られない限り、バイデンが大統領になれないのである。アメリカのトランプ大統領と反トランプの仁義なき泥仕合はまだまだ続くのですから不気味である。
今回の大統領選の承認で、一番大事な上院選で共和党は既に50議席の過半数を獲得している。民主党バイデン側は48議席。残りのジョージア州の2議席の勝敗は来年1月5日に実施される決選投票で決められるが両方(2議席)を民主党が確保して民主党共和党が同数の50議席にするのはほぼ不可能。(★注、リベラルメディアの報道では、賛否が同数なら上院議長である副大統領が最後の1票を投票することが出来る決まりで民主党バイデン大統領が云々と散々主張しているが、まさに「捕らぬ狸の皮算用」で、50対50の可能性より共和党52民主党48の可能性の方は遥かに高い)
しかも、たぶんこれが一番肝心な事実だが、現在の「上院議長」(副大統領)は民主党カマラ・ハリスではなくて共和党のペンス副大統領である明確な事実は動かしようがない。(★注、ペンス副大統領がトランプ再選を積極支持するか如何かで大きく情勢が変化する)
元々2議席とも共和党だったジョージア州上院の議席(共和党52対民主党48の可能性が大)
米国大統領選挙と同時に実施された連邦議会選挙では、上院で定数100(任期6年)のうち35州で各1議席(35議席)で改選が行われるが、今回はジョージア州ではジョニー・アイザクソン議員(共和党)が任期を2年残して引退したことを受けた補欠選挙(特別選挙)で(ジョージア州知事に任命された)現職の共和党ケリー・ロフラー上院議員(女性)が出馬。通常選挙の1議席は、共和党現職のデービッド・パーデューが1.7ポイントの僅差で勝ったが得票率49.7%と過半数を割ったので決選投票になった。
別々に争われる上院の通常選挙と補欠選挙の2議席とも共和党(現職)候補が僅差で有利に戦っているが、11月3日の不正選挙を共和党トランプ支持の有権者が怒っているので来年1月5日の決選投票では大差での勝利も考えられる。(★注、ところが、リベラルメディア報道では逆に大統領選のトランプ敗北で失望した共和党支持者が棄権するので民主党が優勢になると180度逆の判断をしているのですから不気味。インチキ「郵便投票」で民主党が必ず勝つと言いたいのだろうか?)

画像提供,GETTY IMAGES
この日の投票は、各州の州都と、首都ワシントンで実施された。ミシガンやジョージアなどいくつかの州では、厳重な警戒態勢が敷かれた。
主要接戦州の1つでバイデン氏が勝利したミシガン州は、「信用できる」暴力の脅迫を受けたとして、州都ランシングの州議会関係庁舎を閉鎖した。
州議会での投票は静かに進んだ。共和党の一団が議会庁舎に入って投票しようとしたが、はね返された。
この後各州の選挙人による投票の結果は首都ワシントンに送られ、来月6日に連邦上下両院の合同議会で正式に集計される。上院議長のマイク・ペンス副大統領が、これを取り仕切る。(★注、普通なら単なる名誉職の副大統領ですが、今回はペンス副大統領が大統領選出の主役)
トランプ陣営はまだ勝利を諦めず、共和党が選ぶ別の選挙人による投票を実施し、トランプ氏が勝者だと宣言しようとしている。敗北続きの法廷闘争も継続し、選挙結果を覆すよう連邦議会にも求める方針。ただし、連邦議会の下院は民主党が多数派のため、連邦議会(下院だけ)は今日の選挙人団の投票結果を承認する見通し。
(★注、上院が共和党多数なので合同議会は不成立になる。大統領選挙人投票が不成立になると下院の1州1票の決選投票になるとのアメリカ憲法の規定があり現職大統が「ノストラダムスの大予言」でトランプが勝つ)
米大統領選の次の山場は1月6日
やはりリベラルメディアのダラダラと意味なく長い「建前」(悪党のトランプを正義のバイデンが退治したとの大人向けのおとぎ話)を全部排して「本音」の客観的事実の短い部分だけ抜粋してみると全く別の景色が見えてくる。
いわゆる「接戦州」では平穏な(形式的な)バイデン勝利の大統領選挙人投票の確定どころか、州議会議事堂の確保(代替選挙人の選出)でトランプ大統領支持派と反トランプのプチ内戦が起きていたのである。
今回イギリスのBBCが誰にも分からないように小さく書いた(この「逝きし世の面影」ブログでは太字にして強調した)州議会の強行閉鎖とか共和党が議会庁舎に入って投票を強行云々の意味が実は大事なキーポイント(本当の記事の主題)だったのである。
報道機関として、不親切極まるBBC記事
ところが困ったことに何処にも何の説明もない。尻切れトンボで終わっているので、折角のBBCの今回の驚きの大事な記事が、丸々意味不明の不可解な文章になっている。(★注、もちろん記事を書いたBBC記者は誰よりも「意味」を知っていた)
トランプ米大統領の政策担当上級顧問であるスティーブン・ミラー(Stephen Miller)氏は12月14日、同日各州で選挙人団による投票が行われたとしても、2020年大統領選挙の決着はまだついていないと強調した。
ミラー氏は米FOXニュースの取材に対して、「憲法が決めた唯一の日付は1月20日だ。したがって、われわれにはこの不正な選挙結果を正し、トランプ大統領が選挙の勝者であることを証明するのに充分な時間がある」と述べた。
バイデン当選にとって不都合なので「代替選挙人」制度について一切沈黙するリベラルメディア

もしも、新コロ(SARS-CoV-2)と連動してアメリカ大統領選の不可解な騒動が動いているとしたら、来年1月20日の大統領就任式までに終わるなど2020年東京オリンピック開催と同じで夢のまた夢。収まるどころか現在より騒動は大きくなる。(★注、最新の情報によるとパウエルFEB議長は「景気回復は来年秋以降」と言っているので新コロ騒動もアメリカ大統領選の騒動も同じで、1月20日の大統領就任式でも終わることなくダラダラ最低でも今後1年は続くと思われる)
にわかに主張され出したグレートリセット(ニュー・ノーマル)と不可解な新コロ騒動は連動して動いているが、アメリカ大統領選の不正とも連動しているのですから恐ろしい。
現在はまだ、メディアの全員が一致して「不正はない」(トランプの大ウソだ)(郵便投票は問題ない)と大宣伝することで一応は平穏を保っているが無理がある。
そもそも便利な郵便投票に不正でないなら、アメリカ以外でも採用するが、そんなことはネット投票が危ないのと同じで、あり得ない夢物語。
カトリック教会トップのローマ法王フランシスコが10月の回勅で「パンデミックによってあらわになった世界システムの脆弱性は、市場の自由化によってすべてが解決できるわけではなことを示している」「人間の尊厳を中心に据えなおして、その柱の上に我々が必要とする代替の社会構造を構築しなければならない」とグレートリセットを示唆する。
同じくアメリカCNNは9月「資本主義はもはや機能していない。パンデミックは如何に資本主義を変えるか」と題して、「資本主義は危機に瀕している。パンデミックは資本主義を、労働者と最も困窮している人々に恩恵をもたらすように、変える可能性がある」と、カトリックの総本山と世界的巨大メディアの両方が「今のままの資本主義は、もはや立ち行かない」とまったく同じことを主張している意味は限りなく大きい。
新コロとグレートリセット(ニュー・ノーマル)は一つのコインの裏表。同一なのですが、トランプ言うところのディープ・ステートー(闇の政府)が我々一般市民には一言の説明も無く新コロとグレートリセット、アメリカ大統領選も入れて三つを勝手に取り仕切っているのは明らか。何とも腹立たしいし、忌々しい話である